2021/07/09 02:31
〈はじめに、金属アレルギーを発症する理由。〉
銅などの金属は、汗や液体(香水や海水)に触れると溶け出し、イオン化します。
これが、体内のたんぱく質と結合し、アレルギー原因物質、アレルゲンとして体が感作(かんさ)されます。
そして、再度同じ金属に触れると、アレルギー症状を引き起こします。
【感作とは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E4%BD%9C
特に、汗をかいたり、海水浴をする機会が増える夏場や、サウナや温泉などは要注意です。
〈18Kコーティングはアレルギーの症状がでるの?〉
当店の金コーティングは、通常のメッキコーティングとは違い、色を付けるだけの薄いものではありません。
いくつかの特別な工程を繰り返し、金の層を通常より厚く、丈夫なものに仕上げております。
そのため、ほとんどの商品はある程度の重みがあり、高級感が出るのです。
比較的、金に近いものに仕上げているため、「ずっとつけているのに錆びないし、剥がれない!」や、「アレルギーが出なかった!」などのお声をたくさんいただいております。
しかし、あくまでも純金ではなく、金コーティングの中身は銅のため、個人の体質や、使用、保存方法により、アレルギー反応を起こしたりします。それにいずれかは、銅の部分が表に出ます。
そこで、多くのお客様に末永く楽しんでいただくために当店では、ジュエリーケアを紹介しており、もちのいいものだと、3~5年はもつとされています。
私、Asian DolL JAPANのオーナー自身はあまりジュエリーケアに時間の余裕がなくネックレスをつけっぱなしで1年半以上過ごしていますが、まだ首元で、付けはじめた当初と同じ輝きを保っている当店の金コーティングの奇跡を実感しています!つけっぱなしは決しておすすめはしませんが…(笑)
【ジュエリーケアについてはこちら】
https://www.asiandolljapan.com/blog/2020/07/27/015828
〈なぜアレルギー対応の商品が作れる?そもそもアレルギー体質のオーナー〉
そもそものところ、私オーナー自身が数多くのアレルギーの持ち主で、食事はもちろん、昔はジュエリーどころか、化粧品や、服の素材まで気にする必要がありました。
年を取るにつれて体が強くなり、アレルギー反応を起こしていたものにだんだん慣れていきましたが、その中でも、何をしてもダメだったのがピアスやネックレスなどのジュエリーでした。
デザインだけを気に入って買ったピアスも数時間で膿み始めては捨てるの繰り返しでした。
ジュエリーの仕事を本格的に始める、そう決めたからには自分が信用しているものしか提供したくない!と探し続けて、たどり着いたのが「金コーティング」と「医療用ステンレス」です。
今では、自分のお店のもの以外のジュエリーはほとんどつけていません。匂いから、質感、すべてが違うのです。
金コーティングは上記で説明した通り、他とは違う特別なものを、そしてアレルギー対応と名乗る商品は、医療用器具のメスやハサミにも使われるステンレス素材、通称医療用ステンレスを使用しております。
理由は簡単、硬いステンレスはジュエリーに不向きだが、発達した現代の技術ではだいぶ扱いやすくなった、そして皮膚や体内に使われる医療用ステンレスは人間の肌に最も優しい素材だからです。
肌には優しく、さびにくい、最強と言っていいほどの医療用ステンレス。
だからと言って、80億人、すべての人には対応しておりません。
つけっぱなしOK!アレルギー対応!アレルギーは出ません!などの文字をよく目にします。
けど、使ってみたらそうじゃなかった。のコメントを見たことがありませんか。
売りたいだけじゃない、けど、努力して探し抜いた素材に自信はあり、自分が実感している。
誰かを笑顔にしたいと始めた仕事だからこそ、お客様には嘘をつきません。
私たち人間は皆体質が異なるのが事実、そのすべてに対応するものはこの世に存在しないのです。
普通なら体につけない物質をつけている以上、絶対に大丈夫!とは誰にも保証はできません。稀にあり得る可能性を考えて、私は99.9%と記載することにしました。
自分の目で見て、体感し、数ある素材の中から選び抜き、信用した素材を提供しているからこそ、記載している数字なのです。
だからどんな素材のジュエリーも同じ使用方法、同じお手入れ、同じ保管方法をお願いしております。
日々たくさんのうれしいお声をいただけているおかげで、心からこの仕事を誇らしく思います。
そして、温かいお客様に恵まれていることを感謝いたします。
いかがでしたか。
思いが伝わり、きっと多くの方がおもちの疑問に答えれたかと願います。
これからもスタッフ一同、すべての業務に精一杯努めてまいりますので、これからもよろしくお願い申し上げます。
Asian DolL JAPAN 代表 制作クリエイター 樹利亜 ヴィダル 小林